仮想と現実の真ん中あたり

主に舞台探訪とか聖地巡礼と呼ばれる記録をつづるブログ

『咲-Saki-』カラーイラストに見るたしかな目線

 やあ、ワトソン君。久しぶりだね。まぁ、掛けたまえ。
 それにしても、令和に入ってからの『咲-Saki-』探訪界は凄いことになっているね。今まで難題と言われて来た舞台が次々と発見されてるよ。まるで、新時代の扉が「ギギギ…」と開いてしまったみたいじゃないか。
 …ああ、僕もつい最近、第5巻総扉絵の舞台を発見出来たがね。でも、僕ももう現役引退の身だからね。先駆者が見つけた舞台に行ってみたら偶然見つけたようなものさ。まぁ、その話は機会があればまた今度にしよう。
 それよりも、現地に行ってみたら、その第5巻総扉絵を含む、いわゆる『魚眼三部作』の謎に今さらながら気がついたのだがね。…聞きたいかい?
 タイトルは、そうだな、君風に名付けるなら、

 なぜ、第6巻カラー口絵のキャプテンの視線は上を向いているのか?
 …なんてどうだい?

第6巻 カラー口絵(P2-3)
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『十二国記』最新刊『白銀の墟 玄の月』第一,二巻を読んで(軽いネタバレあり)

 『白銀の墟 玄の月』第一,二巻の発売日は、台風19号のちょうど上陸の日でした。
 台風の前兆の風雨が吹きつける中、行きつけの地方の小さな書店に開店直後に駆け込むと、既に荷ほどき中の店員さんの前に2人並んでいて、その後に続いて並んだわけですが、店員さんは予約分十数人分を取り置いた後で、開梱したばかりの新刊を渡してくれました。2人目の方はご夫婦で、お二人で「買えて良かったね」と喜んでおられるご様子でした。
 『十二国記』としては18年ぶりの新刊だったわけで、きっと(台風の被害が無かった)全国各地の書店で多かれ少なかれこのような光景が見られたことでしょう。

 (以下、『白銀の墟 玄の月』の感想に続く。軽いネタバレあり)

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「咲-Saki-」第191局、絆を結ぶ甲斐駒ヶ岳

 「咲-Saki-」第191局[天和]にて、優希の回想シーン中に衣が甲斐駒ヶ岳を望む場面が登場します。
 

第191局(YG '18 No.13 P382)原村から望む甲斐駒ヶ岳

 
 コアな咲-Saki-ファンの間では、『衣が通う龍門渕高校は長野県安曇野市周辺』,『清澄高校は長野県原村・茅野市・富士見町周辺と上伊那の七久保駅周辺』という舞台地設定が知られています。
 そのため、衣が清澄エリアにある甲斐駒ヶ岳を見上げているというカットは、ちょっと疑問に思えるかもしれませんね。
 けれども、優希の回想シーンに衣が甲斐駒ヶ岳を見上げるカットが登場するというのは、なかなか意味深なのです。
 その理由は、続きで。
 

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新年のご挨拶

寒中お見舞い申し上げます。
今年もよろしくお願いいたします。


昨年は、気がつけば県内の近場の物件に行けただけで、遠征らしい遠征が出来ませんでした。
昨年前半は仕事が忙しいだろう事は予想していたのですが、後半になってもダダダーッという感じで公私共に立て込んで来て、たまった探訪記を書く余裕もないという状況でした。
どうやら、今年もその状況は変わりそうになく、今年一年も活動は開店休業状態になりそうです。


さて、いよいよ「咲-Saki- 全国編」が始まりましたね。
第1話からまさかの全国各地の舞台が登場して、これからの展開が楽しみです。
いつか、それらの舞台に行ける日を夢見つつ、今年一年がんばりたいと思います。
遠征は出来ませんが、何か身近なネタが出来たら更新したいと思いますので、その際はよろしくお願いいたします。

「咲-Saki- シノハユ」第0局の“はやりん暗号”を解いてみた



やあ、ワトソン君。すっかりご無沙汰だね。
最近の僕はすっかり引退同然でね。探訪は若い方々のご活躍にまかせて、養蜂家の真似事をしているよ。え? なんで養蜂家かって? それは働き蜂のようにだね…、え? それは養蜂家じゃない?
まぁ、そんな事はおいとこう。


ところで、ビッグガンガン Vol.9掲載の「咲-Saki-」新シリーズ、「シノハユ」の第0局は読んだかい? 今後の展開を期待させる、良い導入編だったねぇ。
え? 瑞原プロの暗号? ああ、あんなもの、分かるわけが無いじゃないか。早々にあきらめたよ。「踊る人形」じゃあるまいし。
…と、そう思っていたんだがね。「咲-Saki-」ファンには凄い方がいらっしゃるね。
M1,2,4,8,17,34,68の管理人さんがTwitter上でこの暗号にチャレンジされていて驚いたよ。さすが、深読みファンの層が厚い作品だけの事はあるね。
そこで、自分も解いてみようと思ったわけだが…。
(以下、続きで)

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「咲-Saki-」第91局扉絵、その他長野県内の舞台を回って来ました。

ちょっと公開が遅くなりましたが、長野県内の新発見された舞台をGWに回って来たレポです。

咲-Saki-」第11巻 とらのあな特典


まずは、第11巻のとらのあな購入特典の描き下ろしお風呂ポスターから。
背景作画のご担当は、おなじみのヤオキン氏。今回も「咲-Saki-」らしい柔和なキャラクターにマッチした、柔らかい雰囲気の良い絵ですね〜。
さて、熱心なファンなら見覚えがあるこの場所は…。
詳しくは、続きで。

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「咲-Saki-」第109局[屈指]扉絵の舞台に行って来ました。

ヤンガン誌上にて連載再開された「咲-Saki-」、小林先生のお怪我も快方に向かわれているようで良かったです。
その連載再開を記念すべき第109局の扉絵ですが…、


咲-Saki-」第109局 扉絵


背景作画のご担当は、おなじみのヤオキン氏。「咲-Saki-」らしい俯瞰構図と背景の空気感のマッチングが素晴らしい、連載再開を飾るにふさわしい扉絵ですね。


ところで、実はこの扉絵の場所は、管理人にとって過去の因縁がありまして…。
詳しくは、続きで。

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