仮想と現実の真ん中あたり

主に舞台探訪とか聖地巡礼と呼ばれる記録をつづるブログ

ツイートデータで見る舞台探訪(2020年春シーズン)

 もともとは「今期でよく舞台探訪されている作品は何かな?」というゆるい好奇心から始めたツイート分析ですが、2020年春期は予想外に世の中の状況の影響を強く受けてしまったシーズンとなりました。
 気が重い話題も少なくありませんが、記録の意味でシーズン中のデータを振り返ってみたいと思います。
 ※以下、新型コロナの影響と災害の話題を含みますので、それらの話題を避けたい方はご覧にならないで下さい。

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『咲-Saki-』の登場人物リストを作ってみる

 突然ですが、『咲-Saki-』の登場人物リストのデータファイルを作りたくなりました。
 データの参照元としては、もちろん作者の小林立先生の公式サイトの『咲-Saki- キャラクター一覧』が筆頭に挙げられます。そして比較のためにWikipedia咲-Saki-の登場人物からもデータを取る方針にします。
 お手軽に作りたかったので、サクッとプログラムを組んでみました。

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Tweetデータで見る舞台探訪へのCOVID-19の影響

 Twitter上でどの作品の舞台探訪が注目されているのか、シーズン毎に集計出来ると面白いかも?、と思ってツイートデータを集めていたのですが、新型コロナの影響で放送打ち切りが続出する事態となり、当初の目論見が外れてしまいました。
 しかし、これもまた歴史的な意味があるかと思い直しまして、シーズン途中ですが舞台探訪活動への新型コロナの影響を見る意味で、これまでに収集したツイートデータを視覚化してみました。

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『ARIA』新作発表! その静かな衝撃は…

ARIA』完全新作が2020年冬公開決定!

 5年の空白期間をへて、『ARIA』アニメーション制作公式から新作公開決定の発表がありました!

 既に原作が完結しており、これまで最終作とされて来た『ARIA The AVVENIRE』も未来の場面を含む綺麗な終わり方だったため、新作が発表されるとは予想もしてませんでしたが、これは嬉しいニュースでした。
 さて、このニュースはネット上をどのように伝わって行ったのでしょうか? ここでは、Twitter上のツイート数を分析することでその様子を見てみたいと思います。

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舞台探訪作品の略称一覧をPythonで収集してみる

1.舞台探訪作品の名称一覧を収集する

 昨今の状況で外を出歩けずにいるのですが、無為に過ごすのも何なので、プログラムを作ってみることにしました。
 そこで思いついたのが、舞台探訪作品(=舞台探訪されている作品。正しくは「被舞台探訪作品」と言うべきか?)の名称一覧を収集するプログラムです。
 舞台探訪作品の情報が集積されているサイトと言えば、真っ先に挙げられるのが『舞台探訪アーカイブ Wiki* 』です。管理者のおおいしげん先生が前身の『舞台探訪アーカイブ』時代から丹念に収集を続けられており、Web上の舞台探訪活動の記録情報としては日本随一の情報量を誇ります。
 その『舞台探訪アーカイブ Wiki*』を利用させていただくことにして、Pythonでいわゆる「Webスクレイピング」するプログラムを作り、舞台探訪作品の一覧を出力してみることにします。
 プログラムの流れは下記のようになります。

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Twitterに見る『咲-Saki- 阿知賀編』再開の衝撃波

『阿知賀編』再開の衝撃波は観測できるか?

 最近は寄る年波に勝てず、だんだんTwitterのTLの速さについて行けなくなってしまいました。そこで、Twitter上の舞台探訪情報を自動検索するプログラムを作ってみました。
 その名もSakiSeeker。Twitter APIPythonを使うことにより、『咲-Saki-』,『阿知賀編』に関するツイートを検索してログに記録し、その中から舞台探訪関係のキーワードが含まれたツイートを拾い上げるプログラムです。テスト稼働を経て3月8日から本格稼働開始しています。
 

 ちょうどこのプログラムを準備してる最中に、『咲-Saki- 阿知賀編』再開のニュースがTL上を駆け巡りました。7年のブランクを経ての驚きの復活劇です。
 そこでふと気づいたのが、「このニュース、SakiSeekerのログに残ってるんじゃないだろうか?」ということ。テスト稼働日が2月29日、『阿知賀編』再開の公式発表が2月25日、そしてTwitter APIの無料アカウントが検索出来る範囲は1週間前まで。
 「…コレは、行けるかも?」
 早速ログの分析にかかりました。

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『咲-Saki-』カラーイラストに見るたしかな目線

 やあ、ワトソン君。久しぶりだね。まぁ、掛けたまえ。
 それにしても、令和に入ってからの『咲-Saki-』探訪界は凄いことになっているね。今まで難題と言われて来た舞台が次々と発見されてるよ。まるで、新時代の扉が「ギギギ…」と開いてしまったみたいじゃないか。
 …ああ、僕もつい最近、第5巻総扉絵の舞台を発見出来たがね。でも、僕ももう現役引退の身だからね。先駆者が見つけた舞台に行ってみたら偶然見つけたようなものさ。まぁ、その話は機会があればまた今度にしよう。
 それよりも、現地に行ってみたら、その第5巻総扉絵を含む、いわゆる『魚眼三部作』の謎に今さらながら気がついたのだがね。…聞きたいかい?
 タイトルは、そうだな、君風に名付けるなら、

 なぜ、第6巻カラー口絵のキャプテンの視線は上を向いているのか?
 …なんてどうだい?

第6巻 カラー口絵(P2-3)
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