仮想と現実の真ん中あたり

主に舞台探訪とか聖地巡礼と呼ばれる記録をつづるブログ

決勝戦出場各校の標高は何m?

従来使っていたツールでは、GPSロガーのデータのうち、なぜか高度(標高)がうまくEXIFデータに反映されない、という難点がありました。
それが今年になって、カメラに直接接続するGPSユニットを導入した事により、高度も正確に記録出来るようになりました。
そこで、本日はこの機能を利用して、「咲-Saki-」に登場する各校の背景モデルの標高を比較してみることにします。

 本探訪記内の「咲-Saki-」の画像の著作権小林立先生にあり、ここでは当該作品の比較研究を目的として引用しています。

※「咲-Saki-」探訪関連の記事一覧は、キーワード「咲-Saki-」で。


ニコンGP-1装着状態
取材に使ったのは、ニコンデジタル一眼レフとそのGPSユニットのGP-1。カメラの天辺のアクセサリーシューに付いているのがGP-1。
はたから見ると怪しさ満点のアイテムですw
これを使うと、撮影時にJPEGファイルのEXIFデータに緯度と経度,高度のデータ(ジオタグ)が記録されます。これを、例えばIrfanView等のツールで読み込むと…、





↑のように、ジオタグを表示する事が出来ます。
これを使って、「咲-Saki-」の県大会決勝戦の出場各校の舞台の高度を比較してみましょう。


まず最初は、主人公咲が通う(たぶん)八ヶ岳の麓にある清澄高校の通学路から。

 舞台探訪者の心得
・探訪先では、地元の人の迷惑にならないように行動する。
・観光地でない場所や公共施設でない場所への探訪,撮影には十分注意する。
・探訪者の多い場所での行動は控えめに。
→協賛サイト:舞台探訪ルール

第28局 扉絵原村(標高:1,063m)
なんと、標高1,000mオーバー! 咲ちゃんやのどっちはこんな所を通っているんですね〜。
次は、飯田市の風越山麓がモデルの風越女子の通学路。


YG '08年No.20号 P93
飯田市 風越山麓(標高:612m)
グッと標高が下がりましたが、それでも612mありますね。
最後は、長野市の大字鶴賀付近がモデルの鶴賀学園です。


YG '09年No.03号 P228
長野市 箱清水(標高:412m)
さらに標高が下がって412mとなりました。これだけ違うとは、やってみた管理人もビックリです。
以上の結果をまとめてみると、下の表のようになりました。
学校名標高
清澄高校1,063m
風越女子高校612m
鶴賀学園412m
ちなみに、気温の逓減率は高度100mあたり0.6℃ですから、鶴賀に較べて単純計算で風越は約1℃、清澄は約4℃も低いはず。
つまり、気温で比較するなら、
  清澄 << 風越 < 鶴賀
しかし! 一方でキャラの『はいてない度』で比較すると、
  清澄 >> 風越 > 鶴賀
なのは明らか。なんと、「咲-Saki-」世界では、気温と『はいてない度』が反比例するという、一般常識とは違う現象が起きているのでありました。
ここに、管理人はこの現象を「高度と『はいてない度』比例の法則」として提唱‥(以下略


さて、こうしてみると、残る決勝戦出場校の龍門渕高校の舞台が気になるところですが、今後判明するような場面は出てくるのでしょうか?…