仮想と現実の真ん中あたり

主に舞台探訪とか聖地巡礼と呼ばれる記録をつづるブログ

第40局[独走]の背景、その他

■「咲-Saki-」 第40局[独走]の背景

第40局 背景(YG No.20号)
はい、というわけで、武蔵野陸上競技場まで「咲-Saki-」の背景を撮りに行って来た管理人です。
我ながら、連休中に自販機を撮るために300km以上遠征するのはどうかと思いました(笑)
詳しい記事のアップは、また後日。


東京国際アニメフェア2009でのアニメ「咲-Saki-」PV
武蔵野陸上競技場での撮影の後、id:kuonkizunaさん,初対面の高森淳さんと秋葉原で合流。昼食の後、イベントに参加するというid:kuonkizunaさん達と別れて、向かった先は、東京ビックサイトのTAF 2009。
そこで流れていたのが、アニメ版「咲-Saki-」の新PV。チェックしたら、早速Youtubeにアップされていました。





派手でよく動く闘牌シーンあり、静かで感情豊かな百合シーンありと、なかなかメリハリの利いた映像ではないでしょうか。
放送が待ち遠しいなぁ〜。


咲-Saki- アニメスペシャルサイト


■「咲-Saki-」 第47局[安手]扉絵
県予選会決勝戦、残りあと三局! なのに、大差をつけられた咲の上がり手は、なぜか××。はたして、咲は大丈夫なのか!?
…という感想はそこそこにしてw、今日の話題は、久々登場のカラー扉絵です。

本記事内の「咲-Saki-」の画像の著作権小林立先生にあり、ここでは当該作品の研究を目的として引用しています。



第47局 扉絵
あらためて「咲-Saki-」という作品に惚れ直してしまうような、素晴らしい扉絵ですね。
聞くところによると広角でパースを付けた構図の多用というのはタブーなんだそうですが、「咲-Saki-」では扉絵やシーンの冒頭など、世界観を1枚の絵で表すのに効果的に使われていると思います。


まず、背景の構図が良いですね。
奥行き感を重視するのが小林先生の特徴ですが、今回は単純な奥1点の消失点で済ませるのではなく、左右に消失点を持ってくる凝った構図になっています。
そして、その左側の消失線として面白いデザインの橋の欄干を置き、しかも、それを広角レンズを選ぶ事によって大胆にパースを付けつつ、欄干の一部を手前に引き寄せる事で、手前側の精細な描写と奥に行くにしたがってボケる描写を使って、自然な遠近感を表現しています。


これを風景の中から切り取った撮影のセンスは凄いし、そして、その意図に応えた背景作画もまた凄い。まさに阿吽の呼吸で作り上げられた快作。
萌えキャラと闘牌だけでは語れない、もう一つの「咲-Saki-」世界が、ここにあると思います。


そしてもう一つ、これは私だけしか言及しないと思うので(笑)、言及しておきます。
この、撮影者の足もとまで撮影するような超々広角。そして周辺の極端な歪曲。
…この元の写真を撮影したのは、魚眼レンズ(フィッシュアイ)ですね。
まさか、フィッシュアイを持って現地取材していたとは!
そして、管理人はフィッシュアイなんて持ってない。


…えーと、定額給付金の代わりに、フィッシュアイを支給してはもらえませんか?