仮想と現実の真ん中あたり

主に舞台探訪とか聖地巡礼と呼ばれる記録をつづるブログ

第45局[解放]扉絵の背景

「咲-Saki-」舞台探訪−長野県内編−
今日は、職場の同僚の結婚式で長野市へ行って来ました。
「社交的な彼の事だから、どんなスピーチをするのか楽しみだにゃ〜」
とか考えながら披露宴会場の駐車場に着いて、やおら取り出したのは…、
車のトランクに隠した、折りたたみ自転車の『ステルスモモ号』! 「独壇場っすよ!」(笑)


狙いは、前回の長野市探訪で見つけられず、『迷宮物件』となっていた第45局の扉絵。
披露宴までのタイムリミット1時間半で発見出来れば成功、というミッション。
さて、そのミッションの成果は…?

 本探訪記内の「咲-Saki-」の画像の著作権小林立先生にあり、ここでは当該作品の比較研究を目的として引用しています。

※「咲-Saki-」探訪関連の記事一覧は、キーワード「咲-Saki-」で。


以下、続きで。

 舞台探訪者の心得
・探訪先では、地元の人の迷惑にならないように行動する。
・観光地でない場所や公共施設でない場所への探訪,撮影には十分注意する。
・探訪者の多い場所での行動は控えめに。
→協賛サイト:舞台探訪ルール



探索ミッションの方針は、比較的シンプル。
以前に、第45局の扉絵の場所の推定について、

長野市内だとすると場所は限られる。
すなわち、傾斜地である城山周辺で、しかもVHFアンテナの向きは南の美ヶ原中継局を向いているはずだから、南側斜面。

という仮説を立てた。
前回その仮説に従って、車と徒歩でこの周辺を探したのだけど、見つける事は出来なかった。
そこで今度は、自転車で探索精度を上げて探してみよう、というわけ。
何のことはない、
 (1)仮説を立てて範囲を絞り
 (2)検証で裏付ける
という、科学的プロセスの適用である。


そして、自転車をえっちらおっちらとこぎながら、城山地区の南斜面を東から西へと進んで行くと、いくらも経たないうちに目に飛び込んできたのが…、





↑の風景。
道路の左側にどこかで見たようなコンクリート塀。そして屋根の上のVHFアンテナ。
これに気づいた時は、もう内心「キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!!!! 」という感じ。
そして…、

第45局 扉絵長野市横沢町
ついに、見つけることが出来ました!
ちなみに下の道路から見ると…、





↑こんな感じ。
発見してしまえば、前回見つけられなかったのも、Web上の航空写真で見つける事が出来なかったのも納得。それは、睦月が立っている所を道路だと思ってずっと探してたから。それが、まさか階段だとは思わなかったよ…orz
ロケーション的には、前回の議論でのid:rossetaさんの「上や下に行っても生活道路に繋がるか住宅地」という推定が正解。私の「公園に降りる道?」は大ハズレでした。


話を作品に戻すと、毎度の事ですが、今回は特に作者の「風景を探し出す」センスに驚かされました。
写真で見ると印象的な構図なんですが、ココって、フレームで切り取ってみないと、周囲に埋没して何て事はないように見える場所なんですよ。
あの善光寺付近の混雑した古い町並みの中から、良くこの場所を見つけたな〜、と改めて小林先生のセンスに感心した次第です。