仮想と現実の真ん中あたり

主に舞台探訪とか聖地巡礼と呼ばれる記録をつづるブログ

オトナアニメ Vol.12感想、など

ちょっとした腰痛…、かと思っていたら、思いがけず長期療養に突入中の管理人です。
そんなわけで、かなりしばらくの間、舞台探訪の現地取材記事はお休みになります。
特に「咲-Saki-」関係の記事を楽しみにしていただいている皆様、ご期待に沿えずにすみません。


療養にあたって、自宅から持ち出したツールがネットブック1台(EeePC 901-X改)なもので、出来る事にもいろいろと制約が。
とりあえず、あれこれやってFTPを再設定。FFFTPをダウンロードしてインストール。これでFTP環境が立ち上がり、早速、掲示板の方で指摘があったリンク間違いを修正してみました。


あとの計画は現在思案中…。


オトナアニメ Vol.12

オトナアニメ Vol.12 (洋泉社MOOK)

オトナアニメ Vol.12 (洋泉社MOOK)

咲-Saki-&JK(女子高生)部活アニメ大解剖」という記事で、アニメ「咲-Saki-」が冒頭から20Pの特集。
てっきり部活アニメというからには、今期の人気を二分する「けいおん」とのダブル特集なのかな?、と思ったら「けいおん」は影も形もなく「咲-Saki-」の単独記事なのが意外。(タイアップ記事なのかな?)
それはさておくとしても、冒頭の記事を読めばその編集意図は伝わって来ます。
それは、「咲-Saki-」の文脈上の立ち位置です。
『麻雀』と『女子高生』という遠い位置にある両者を結び付け、なおかつ『スポ根』の文脈上で『美少女バトル』を構築して見せた本作品は、エポック的な価値がある、という事なのですね。
そういえば、最初に「咲-Saki-」に惹かれたのは、その独特の世界観が大きかったなぁ、と改めて思い出しました。


さて、話は変わって、そんな記事の中で個人的に注目したのが、GONZOスタッフへのインタビュー記事の一節(P016)。

(筆者註:小林先生が)マンガの1カットごとの舞台も、どこの場所で(モデルを)撮ったのかも記録されていて、ロケハンもスムーズに行きましたし。

公式ブログの記事で、アニメ製作スタッフが何のランドマークも無い場所に行っているので、これは小林先生が撮影地点を記録していたとしか考えられない、と思っていたのですが、その推定が裏付けられました。
私の推定では、↑の公式ブログの場所の近くの第4巻総扉絵の場所は、「咲-Saki-」の連載開始の前、2004年頃に撮影されています。そんな昔に撮影した場所を他人に説明出来るという事は、大縮尺の地図に撮影場所を記録していたとしか考えられません。(…いや、実は小林先生の頭の上にはGPSのアンテナがサーニャのように付いてたりして(笑))
毎度、小林先生の几帳面さには驚かされるのですが、今回も改めて驚かされました。
舞台探訪者としては、「強敵手(取材対象)として不足なし!」という感じです(笑)


あと、余談ですが、同じ号の「続・夏目友人帳」の夏目の声優、神谷浩史さんのインタビュー記事も良かったですね。その真摯に作品に向き合う姿勢には、感銘を受けました。
原作ファンとしては、こういう人たちに支えられて命が吹き込まれたアニメを見ることが出来るのは、とても幸せなことだなぁ、と思えました。