仮想と現実の真ん中あたり

主に舞台探訪とか聖地巡礼と呼ばれる記録をつづるブログ

「咲-Saki-」アニメ第10話の背景、原作第21局の扉絵、他

久しぶりに「咲-Saki-」舞台探索に大きな進展がありました。
mixi内のコミュニティ「咲-Saki-の舞台に行こう!!」のメンバーからいただいた報告を元に紹介します。

 舞台探訪者の心得
・探訪先では、地元の人の迷惑にならないように行動する。
・観光地でない場所や公共施設でない場所への探訪,撮影には十分注意する。
・探訪者の多い場所での行動は控えめに。
→協賛サイト:舞台探訪ルール

※「咲-Saki-」探訪関連の記事一覧は、キーワード「咲-Saki-」で。


まず、最初の物件は、先週放送の第10話でマホが乗り込む駅です。


第10話JR中央東線 青柳駅(by JOSRさん)
これはそっくりそのままですね。
そして…、
第10話青柳駅ホーム(by JOSRさん)
う〜ん、ホームはちょっと微妙ですが、寸法比は合っているので、ここも取材したのかも?
そして、真に驚くべき報告は、カジさんからもたらされました。
第4話青柳駅前(by カジさん)
原作第3局(第1巻 P166)(クリックで大きな地図を開く)


なんと、アニメの第4話,原作の第3局で咲と和がまこの雀荘に行く時に渡る橋が、この青柳駅前の橋だったのです!
アニメだとちょっと現地と細部が違いますが、原作だとそっくりそのままである事がわかりますね。
この物件は、私も第1巻の頃からずっと探していたにもかかわらず見つけられなかった、超A級の迷宮物件だったのですが、まさかこんな所で見つかるとは夢にも思いませんでした。
カジさんは、この物件のために宮川流域を広範囲に自転車で捜索されたそうで、その情熱には脱帽です。
そしてさらに、カジさんからもたらされた、もう一つの驚くべき発見は…、
OP.飯田線 田切駅付近(by カジさん)
原作第21局扉絵(クリックで大きな地図を開く)
なんと、迷宮物件のアニメのOP.、原作の第21局扉絵でした!
これまた素晴らしい大発見です。


この物件については、私が以前に、

 (1)画面中央に傾斜路(ランプ)
 (2)傾斜路横に歩道に降りる階段
 (3)傾斜路の下にアンダーパス
 (4)画面右奥に電化単線らしい送電線
 (5)画面左手前にマンホール


(5)は、詳細な絵柄さえ分かれば決定的な手がかりになるのだけど、この背景中では不鮮明で特定出来ず。
残る手がかりは、(1)〜(4)なのだけど、これがなかなか組み合わせとして興味深い。
(4)からすると、傾斜路の右の先は踏切のはず。
−中略−


以上の手がかりをまとめてみると、
「電化単線が走ってる市街地近郊で、線路に対して川か高速道路が併走している場所」

http://d.hatena.ne.jp/USO9000/20090228#p1

…という推理をして、それを元に飯田線に乗って探したけれど見つけられなかったんですよ。
今まで「どうして見つからないんだろう?」と不思議に思っていたのですが、見つかった今となっては理由は明白です。
それは、道路は踏切でなく、線路の下を通って交差していたから。
推理の出発点がそもそも間違っていたために、踏切ばっかり探していて見つけられなかった。
道路が線路の下をくぐるという構造は、完全に予想の範囲外でした。私もまだまだ未熟ですね(笑)


ともあれ、カジさんの只者でない探索力のおかげで、長年の謎が2つも解明されました。拍手!
また、カジさん,JOSRさん、写真およびキャプ画の提供ありがとうございました!

 本探訪記内の「咲-Saki-」の画像の著作権は、小林立先生/スクウェアエニックス・清澄高校麻雀部にあり、ここでは当該作品の比較研究を目的として引用しています。