仮想と現実の真ん中あたり

主に舞台探訪とか聖地巡礼と呼ばれる記録をつづるブログ

「FATALIZER」の舞台−東京編−

mixiの舞台探訪者コミュニティの身内のid:riyotさんが小林立先生のマンガ「FATALIZER」の舞台を取材されました。
現地取材の様子はid:riyotさんのサイト↓を見ていただくとして、
 参照:■FATALIZER 聖地巡礼 佃島には負けませんよ?
>USOさんの所に置いてもらった方が小林立先生の研究的なポジションからも(以下略)
とのことで資料をいただきましたので、今回は『小林立研究』(というほど大層なものじゃないですが)というスタンスでまとめてみたいと思います。

 舞台探訪者の心得
・探訪先では、地元の人の迷惑にならないように行動する。
・観光地でない場所や公共施設でない場所への探訪,撮影には十分注意する。
・探訪者の多い場所での行動は控えめに。
→協賛サイト:舞台探訪ルール



士栗が「長野の八ヶ岳が故郷かな」というシーン、


P12隅田川大橋(奥側)
背景は隅田川にかかる隅田川大橋。
構図は「咲-Saki-」の扉絵でも良く使われる、『手前側に広い空間を置き、奥の消失点とそこへ続く集中線を配置して、広角めの画角でパースを付けて遠近感を強調する構図』です。
この構図は、管理人の仲間内では「小林構図」と呼ばれていて、舞台探訪の時に「撮影場所はこの位置、ここから『小林構図』で」、な〜んて風に使っています(笑)
そして次のコマは…、


P11清洲橋
清洲橋
名前にひっかかるところがあって地図上で調べてみると、清澄公園の近く。さらにネットで検索してみると、物語冒頭の『図書館の隣の公園』とP18,19の公園は、その清澄公園ですね。
 http://www.geocities.jp/tokyo_saunterer/a030200.htm
咲-Saki-」の主人公が通う清澄高校の名前の由来は、 以前からこの江東区清澄ではないかと思っていたのですが、前作の「FATALIZER」に江東区清澄の風景がたびたび登場しているとなると、その推定の有力な傍証と言えそうです。


P37聖路加タワー
俯瞰視点。小林作品には、時々意外な高い場所から撮られた背景が登場します。


P38佃小橋
佃小橋。そういえば「咲-Saki-」でも橋の背景は結構多いですね。
P38住吉水門
「小林構図」再び(笑)


P164勝鬨橋
そして、またもや橋。


以上、『小林立研究』という視点から見た「FATALIZER」舞台探訪でした。
ご協力いただいたid:riyotさん、id:genesisさん、どうもありがとうございました!
管理人は、小林立先生とその作品世界を応援しています。


制作スタッフ
取材・撮影id:riyot さん
影の黒幕id:genesis さん
編集id:USO9000

 本探訪記内の「FATALIZER」の画像の著作権は、小林立先生にあり、ここでは当該作品の比較研究を目的として引用しています。