仮想と現実の真ん中あたり

主に舞台探訪とか聖地巡礼と呼ばれる記録をつづるブログ

アニメ「咲-Saki-」最終回、そして原作第6巻カラー口絵の背景

アニメ「咲-Saki-」の最終回、四校で合宿をするシーンに登場した観光地らしき背景↓ですが、


第25話 合宿所の周辺
これが妙に見覚えがあったのです。
それは、第5巻のカラー目次を撮影した際に通った、岐阜県中津川市の馬籠宿。


岐阜県中津川市馬籠宿
通りがかった際に印象的な場所だったので、たまたまカメラに収めていたのです。
で、この石畳の道が、アニメに出てきた背景によく似ている。
「まさか、そんな偶然があるわけが…」と思いながらも、調査してみることにしました。外した時にはもったいないので、念のため近くにある温泉に入れるように支度もしました。
そして、現地に行ってみると…、

 舞台探訪者の心得
・探訪先では、地元の人の迷惑にならないように行動する。
・観光地でない場所や公共施設でない場所への探訪,撮影には十分注意する。
・探訪者の多い場所での行動は控えめに。
→協賛サイト:舞台探訪ルール

※「咲-Saki-」探訪関連の記事一覧は、キーワード「咲-Saki-」で。


■アニメ第25話の背景
 →地図付きの探訪記本編はこちらで。

第25話 合宿所の周辺岐阜県中津川市馬籠宿
はい、まんま、その通りでした(笑)


けれども、馬籠宿の周辺を探してみても、合宿所も神社も見あたらない。
「しょうがない、温泉にでも入って帰るか〜」
と、探索を切り上げるつもりで近くにある温泉まで行き、車から降りました。すると、目の前に、何だか妙に見覚えのあるポールが2本立っているではないですか。
「こっ、これは!?」


第25話 四校合同合宿所クアリゾート湯舟沢(岐阜県中津川市
はい、四校合同合宿所だったのでした(笑)
ここは、クアリゾート湯舟沢にある、ホテル花更紗です。
(クリックで大きな地図を開く)
「こんな偶然があっていいものだろうか?」
と思いつつ、おもいがけずに「四校合同合宿所」が確定してから(たぶん)初めて温泉につかる探訪者となったわけで、
「この温泉に部長が入ったのか〜!」
と感動にひたりつつw、温泉に入って、満足して帰ったわけなのですが…。


戻ってからmixi「咲-Saki-の舞台に行こう!!」コミュにて報告をしたところ、メンバーのノリィさんから、地図で調査した結果、まさにそのクアリゾート湯舟沢の裏手に、第6巻のカラー口絵の場所がある、との報告があったのです。
そして、その日のうちにメンバーのヶロー伯爵さんが現地に急行し、アップされた報告が…、
第6巻 カラー口絵クアリゾート湯舟沢 遊歩道
はい、大正解! 未発見の大物、第6巻のカラー口絵の背景でした。
ヶロー伯爵さんは11mm(35mm換算 16.5mm相当)で撮影されたそうですが、それでも背景に対して広角が不足気味。予想通り、これを撮影したのは、15mm相当の魚眼レンズのようです。
ノリィさん、ヶロー伯爵さん、ありがとうございました!


さて、ここまで来れば、もう「こんな偶然があっていいものだろうか?」と思う必要は無いですね。
そう、アニメ最終回は、第6巻の背景を舞台に、原作をリスペクトして作られていたのです。
そう考えると、「第6巻のカラー口絵(そして第6巻のカラー目次)は、四校合同合宿の時のシチュエーションなのかも?」、などと想像がわいて来て、さらに楽しめること間違いなしです。


まさに最終回にふさわしく、背景まで趣向が行き届いた回だったと言えるでしょう。
素晴らしい作品を、どうもありがとうございました!>アニメスタッフの皆様、小林立先生、他原作スタッフの皆様

 本記事内の「咲-Saki-」の画像の著作権は、小林立先生/スクウェアエニックス・清澄高校麻雀部にあり、ここでは当該作品の比較研究を目的として引用しています。