仮想と現実の真ん中あたり

主に舞台探訪とか聖地巡礼と呼ばれる記録をつづるブログ

第74局[神鬼]扉絵,第5巻カラー口絵の舞台、他

先週末に、「咲-Sak-」の奈良,大阪方面の舞台を回って来ました。


第74局 扉絵大阪府大阪市 阿倍野区


 第74局[神鬼]扉絵の探訪記大阪府大阪市阿倍野区,他)
 ※奈良方面は既にいただいた写真を掲載しているため、新規の追加はありません。


カメラがローパスフィルターの掃除から戻って来たため、どこかへ試し撮りに行こうかな〜?、と考えて、「そうだ、吉野に行こう!」と思い立ったのが、前日の金曜日。
こんな時、キャプチャ資料を準備しなければならないアニメと違って、コミックをバッグに放り込んで気軽に出かけられるのが漫画系の舞台探訪の良いところ。
さて、その結果は?…


今回はいつもと違い、行き当たりばったりの探訪レポでお伝えします。
(以下、続きで)

舞台探訪者の心得
 ・舞台を荒らさないこと。 ・住民に迷惑をかけないこと。 ・舞台での行動は慎重に。

※「咲-Saki-」探訪関連の記事一覧は、キーワード「咲-Saki-」で。


アニメ版「咲-Saki-」に登場した塩尻駅から、朝の特急に乗って出発。
電車をいくつか乗り換えつつ、読んでいた「ローマ人の物語 1」中でギリシアが「サラミスの海戦」でペルシアを撃破したあたりで、ふと顔を上げると、列車は吉野川の川岸を進んでいる。
この何とも言えない漂泊感。「旅に出ているな〜」と実感出来る瞬間です。





吉野川の川岸の駅、近鉄吉野線大和上市駅で降りて、吉野川を渡る鉄橋を横目に見つつ、吉野の町を歩いてみることに。






吉野町上市の旧街道ぞいは、吉野,熊野への巡礼路の面影を良く残しているところです。
古い街並みを歩いていると…、







清酒 やたがらす」の醸造元を見つけました。
八咫烏」と言えば、漫画「朝霧の巫女」では、とある重要なキャラクターの化身。吉野へ逃れた帝のお膝元に、化身の姿となって仕える忠臣の姿を思い浮かべてみると、何だかとても感無量。


…などと妄想しているところに、ひでさんが車で合流。
実は事前に打ち合わせていたわけではないのだけど、掲示板に書き込んだコメントを読んで駆けつけて来てくれた次第。
ありがたや。持つべきものは友人です。


そんなわけで、ここからはひでさんの案内で、「咲-Saki-」の吉野物件へ。


第5巻 カラー口絵奈良県吉野町 吉野神宮駅付近


まずは、吉野神宮駅近くの第5巻カラー口絵の舞台に。ここは以前に、セキさんから教えてもらった場所。
この背景のご担当は、もちろんヤオキン氏。いつもながら透明感のある、いい絵ですよねぇ〜。


ここで、ひでさんと『「咲-Saki-」舞台探訪者語録を作ろう!』という話題で盛り上がる。当然、その第1番目は…、
 語録No.1:「なぜここが舞台に?」
でありました。


そして、観光シーズンオフで人気の少ない吉野山へ。







日本三鳥居の一つと言われる「銅の鳥居」。そこを横に少し外れた場所に…、


DVD 第5巻BOX パッケージ絵奈良県吉野町 吉野山


ひでさんが発見した、DVD第5巻裏側のパッケージ絵の舞台があります。
 語録No.2:「階段は欠かせない」


せっかくここまで来たのだから、と、「朝霧の巫女」にゆかりがある金峯山寺へ参拝。





う〜ん、この山門が出て来たような気がするのだけど、作品中ではもっと簡素だったような?
あいにく急な出発だったため、「朝霧の巫女」の資料まで手が回らず。まぁ、また春に来る予定があるので、またその時にリベンジという事で。


そして、ここで吉野山に別れをつげて一気に北上。
第31局扉絵の橿原市へ。


第31局 扉絵(第4巻 P129)奈良県橿原市 応徳寺付近


 語録No.3:「こんな場所、普通は絶対来ないよ」
「一体、どうしてここなんだろう?」と、しきりに首をひねる二人でありました。


ひでさんとは、ここでお別れ。
近鉄吉野線は本数が少なくて、最初の予定通りに電車オンリーで回っていたら日が暮れるところでした。ひでさん、どうもありがとうございました!


その日は大阪で一泊して、翌朝、第74局の「姫松物件」へ。
行く途中でありがたいアドバイスをいただきつつ、無事に現地に到着。


第74局 扉絵大阪府大阪市 阿倍野区


雑誌では「浪速っ娘の本気、見せたるでー!!」とアオリが入っていますが、先に取材された雪魔法さんによると、この階段は、あの亀田兄弟もトレーニングした場所とのこと。
ここで鍛えた姫松メンバーは、きっと今後の戦いで「浪速っ娘のド根性」を見せてくれるに違いないです。


以上、突発の思いつきだったわりには、収穫の多い取材旅行でした。
お世話になった皆様、どうもありがとうございました!

 本記事内の「咲-Saki-」の画像の著作権は、小林立先生にあり、ここでは当該作品の比較研究を目的として引用しています。