仮想と現実の真ん中あたり

主に舞台探訪とか聖地巡礼と呼ばれる記録をつづるブログ

「FATALIZER」舞台探訪記−東京編− アップ

「FATALIZER」は、「咲-Saki-」作者の小林立先生の前作です。

「FATALIZER」 P11東京都江東区 清洲橋付近


そのメインの舞台である、隅田川沿いを取材して来ました。
 地図付きの探訪記は、こちら→「FATALIZER」舞台探訪記−東京編−


「FATALIZER」には、「咲-Saki-」ののどっち似の士栗という主人公(故郷は長野県)や、咲ちゃんみたいなショートカットの宥利というキャラが登場します。
しかし、取材しているうちに見えて来たのですが、実はこの作品、その見た目以上に「咲-Saki-」と関係が深いのです。
ここでは、その二つの作品の関連について、追ってみることにします。
(以下、続きで)

舞台探訪者の心得
 ・舞台を荒らさないこと。 ・住民に迷惑をかけないこと。 ・舞台での行動は慎重に。



まず、「FATALIZER」中に主人公が「好きな景色」として登場する、

P53東京都江東区
↑この公園ですが、この公園は…、


 


江東区清澄にある、「清澄公園」です。(都合で写真は隣接する清澄庭園の看板)
そう、「咲-Saki-」の主人公達が通う、清澄高校と同じ名前なのですね。
咲-Saki-」の県予選会のトーナメント表に登場する高校の名前は、長野県内の実在する地名から付けられているのですが、なぜか「清澄」という地名だけが、(調べたかぎり)県内にはありませんでした。


咲-Saki-」第2巻 P32
この清澄高校のモデルの謎に関しては、
 (1)長野県諏訪市の清陵高校がモデル?
 (2)テレビドラマ「青い鳥」(Wikipedia)に登場する清澄駅(モデルは長野県富士見町の信濃境駅)が元ネタ?
 (3)長野県原村の現村長さん、清水澄さんが元ネタ?
などの諸説が乱立していました。((2)を主張していたのは私ですがw)
しかし、「FATALIZER」の時点で既に「清澄公園」が登場していたとなると、これが清澄高校の名前の由来だとするのは、ごく自然な推論だと言えるでしょう。


その他にも…、
「FATALIZER」 P38東京都中央区 佃公園
「FATALIZER」中に登場する佃公園が…、
咲-Saki-」第7巻 P162東京都中央区 佃公園
咲-Saki-」の臨海女子のシーンでも使われてたりします。 (さらに、近くの門前仲町に「臨海公園」があったりもします)


これらをふまえて、「FATALIZER」のベースになった小林先生の「好きな景色」が「咲-Saki-」の中にも生きている? …と想像しながらこの二つの作品を読んでみるのも、また面白いと思います。

 本記事内の「FATALIZER」,「咲-Saki-」の画像の著作権は、小林立先生にあり、ここでは当該作品の比較研究を目的として引用しています。