永水女子の舞台、霧島神宮に行って来ました。
GWを利用して、「咲-Saki-」全国編に登場する、永水女子の舞台に行って来ました。
第73局 扉絵 | 鹿児島県霧島市 霧島神宮 |
地図付きの探訪記は、こちらで→第73局[予感]扉絵の探訪記
以下、その取材レポです。
(以下、続きで)
舞台探訪者の心得
・舞台を荒らさないこと。 ・住民に迷惑をかけないこと。 ・舞台での行動は慎重に。
※「咲-Saki-」探訪関連の記事一覧は、キーワード「咲-Saki-」で。
今年3月に開通した新幹線さくらに乗って、博多から鹿児島中央駅に到着。
体感では、博多から先はあっという間。便利になりましたね〜。
鹿児島中央駅では、西郷さんがお出迎えしてくれました!
さすが西郷どん、大きいです!(笑)
ここでQLAND氏と合流、さっそく、鹿児島中央駅内にある舞台の撮影へ。
観鈴「第77局に登場したね。にははっ」 |
そして、明日は熊本に直行するため、忘れちゃいけない、と鹿児島中央駅の土産物店で買ったのが、コレ↓
「喜界島の黒糖」! なぜか既に「咲-Saki-」鹿児島探訪の定番となっていて、私の知る限りでも3人がコレ買ってます(笑)
他の人が買っていたのは口にチャックの付いたもっと大きい袋のもので、湿気が防げるからそのタイプが欲しかったんですが、駅の土産物屋だとコレしか置いてませんでした。コレだと一気に食べなければならないので、怖くてなかなか開けられないんですよね。
さて、ここからレンタカーで移動して、その日は霧島温泉郷で一泊。
翌朝、永水女子の舞台である、霧島神宮に向かいました。
第7巻、第56局の時点で最初に登場した背景がここ。
その名も「神橋」のたもとにあって、霧島神宮の鎮座の由来などが書かれている案内板です。
神橋を渡ると見えて来るのが、二の鳥居への石段。
そして…、
第73局 扉絵 | 鹿児島県霧島市 霧島神宮 |
霞と小蒔のあでやかな巫女装束と、緑に囲まれた石段の風景を精緻に描いた背景。鹿児島まで来ても、「ここに来て良かった〜」と思わせる「咲-Saki-」の魅力は健在です。
この日は、ちょうど正面の勅使殿が修復工事中のようで、境内の眺めはちょっと残念。
霧島神宮の主祭神は、天孫降臨伝説の邇邇芸命(ににぎのみこと)。そのへんについては、先に探訪された「さざなみ壊変」のかずぴーさんの解説が詳しいので、未見の方はぜひどうぞ。
→咲-Saki-舞台探訪 鹿児島・霧島神宮から永水女子と日本のルーツを探る
途中の電車の中でその記事を目にしていたので、社務所のお土産コーナーで「何か無いかな〜」と眺めていたところ、九面のストラップが売ってました。
九面とは、今から300年ほど前に霧島神宮に奉納された面だそうで、邇邇芸命が天孫降臨される際にお供をされた九柱の神々の姿をかたどったものだそうです。
「咲-Saki-」では、↑のかずぴーさんの解説にあるように、永水女子の小蒔が眠っている時に降りる神々、という設定で登場します。
看板の解説からすると、九面は、
・手力男神(たじからおのかみ)
・天岩門別神(あめいわとわけのかみ)
・猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)
・伊斯許理度賣命(いしごりどめのみこと)
・布刀玉命(ふとだまのみこと)
・玉祖命(たまやのみこと)
・天児屋命(あめのこやねのみこと)
・天宇受賣命(あめのうずめのみこと)
・常世思金神(とこよおもいかねのかみ)
の九柱の神々のようです。
…女神である天宇受賣命を除けば、あまり女子高生に降りて欲しくない神々のような気がします(笑)
社務所の巫女さんに、「どれがどの神様ですか?」と聞いたら、「資料が無くて今はわかりません」との答え。たまたま社務所の説明の紙が切れていたのでしょうか? (今見ると、素直に看板の名前の位置で合ってる気もしますが…)
そんなわけで、見た感じからして、猿田彦大神っぽいものをチョイス。
なぜ猿田彦神を選んだかというと、別のマンガ「朝霧の巫女」で、主要人物の乱裁の一族の祖神とされているため、それにちなんでみたわけです。(ちなみに、ヒロイン・柚子の祖神は天宇受賣命)
また、猿田彦神は道案内の神様。きっと、今後の探訪にご加護があるに違いないと信じましょう!
九面は一般には公開されてないのだそうですが、戻って来てから霧島歴史民俗資料館にそのレプリカが展示されていると知りました。ご興味がある方は行かれてみてはいかがでしょうか?
↑こちらは、霧島神宮を少し下ったところにある、霧島大橋。橋の欄干には九面をモチーフにしたオブジェが飾られていて、街灯は有名な“天の逆鉾”をモチーフにしているそうです。
これも後から知った話ですが、霧島神宮には、この“天の逆鉾”と九面を合わせた変な形の(?)お守りもあって、「(金銭などの)工面がつく」という御利益があるそうです。
最後のコレは、霧島大橋と道路標識。つい撮ってしまった、ただのネタです(笑)
以上、駆け足の探訪でしたが、魅力あふれる構図、そして舞台にマッチして練られた作品の元ネタなど、鹿児島に来ても「咲-Saki-」の魅力が輝いていたのを見ることが出来て、満足出来た探訪でした。
管理人は、「咲-Saki-」と作者の小林先生を応援しております。
本記事内の「咲-Saki-」の画像の著作権は小林立先生、「朝霧の巫女」の画像の著作権は、宇河弘樹先生にあり、ここでは当該作品の比較研究を目的として引用しています。