仮想と現実の真ん中あたり

主に舞台探訪とか聖地巡礼と呼ばれる記録をつづるブログ

「咲-Saki- 阿知賀編」第1巻表紙の舞台に行って来ました。





「阿知賀編」第1巻、ついに五十嵐あぐり先生キャラ表紙のコミックスが登場! そして、背景は本編の背景でもご活躍されているヤオキン氏
穏乃と憧の幼なじみコンビと、奥行きと段差のある構図、そしてキャラにマッチした柔和で精細な背景。阿知賀編になっても、いかにも「咲-Saki-」らしい魅力あふれる表紙ですね〜。
表紙を見た瞬間、「ぜひこの舞台に行ってみたい!」、と思ったわけですが、発売日をしばらく過ぎても発見の報告は見あたらず、かなり難物件の様子。
そしてやって来たGWの遠征第一弾は、「咲-Saki- 阿知賀編」原作版。当然、この表紙の舞台の発見が大きな目的の一つだったわけですが、さて、その顛末は…。
 地図付きの探訪記は、こちらで↓
 ・「咲-Saki-」舞台探訪−全国編−:「阿知賀編」第1巻 表紙
 ・「咲-Saki-」舞台探訪−全国編−:「阿知賀編」第6話 冒頭
 ・「咲-Saki-」舞台探訪−全国編−:「阿知賀編」第6話 夜景
 ・「咲-Saki-」舞台探訪−全国編−:「阿知賀編」第9話 冒頭


以下、続きで。

舞台探訪者の心得
 ・舞台を荒らさないこと。 ・住民に迷惑をかけないこと。 ・舞台での行動は慎重に。

※「咲-Saki-」探訪関連の記事一覧は、キーワード「咲-Saki-」で。


今回の吉野山遠征のメンバーは、ドライバー役のQさんに、「咲-Saki-」関西方面のスペシャリスト・ひでさんメロンブックスの第8巻カバー絵の発見者SUGIさん、そして私、という探訪活動を始めた頃からの古参メンバー。
初日の目標は、「阿知賀編」第1巻表紙の背景。





今回の事前に立てた予想では、合致しそうな候補地としては、
 (1)下市町阿知賀地区
 (2)吉野川北岸の支流が吉野川に合流するあたり
のどちらか(ただし、かなり当てずっぽ)、というもの。何でそうなるかは、いずれ機会があれば(笑)


…だけど、現地に着いて半日探索してみたのだけど、これが見つからない。
既に何人も探して見つからなかった話を聞いていたので、「やっぱり簡単に見つかるはずなかったか〜」と思いながら初日の探索を断念。
二日目、今度は新規発見はあきらめて、アニメ版の既発見物件を回ろうという事で、宿からQさんの車で吉野山に向かおうとしたわけですが、途中道を間違えてしまい、


 私「あ、曲がるところ指示忘れた」
ひで「そこを右でも行けますよ」
  私「あはは、全ての道は吉野山へ通じるんですよ」
  Q「まったく、またこんな狭い道走らせて…(ブツブツ)」
というやりとりをしながら進んで行ったら…、


阿知賀編 第1巻表紙奈良県大淀町


 一同「あった!!」
目の前に第1巻表紙の風景がありました、という、ウソのような本当の話。


でも、一体どうして昨日はあれほど探して見つからなかったのに、今日は道を間違えただけで見つけることが出来たのだろうね、ワトソン君?
 私「そうか、ここは昨日Qさんが狭いから入るのを嫌がって行かなかった場所じゃないですか。という事はQさんが悪かっ…」
 Q「降りてもらおうか」
 私「いえ、何でもありません」
きっと、素晴らしいチームプレイのおかげでしょう(笑)


でも、一体どうしてこんな外れた場所が1巻の表紙なのでしょうね?
この増口地区には他にも、いかにも「咲-Saki-」の扉絵に出て来そうな、


専立寺


お寺とか…、


水分神社


神社とかあるんですよ? まして、吉野山の観光ルートを歩けばいくらでも格好の背景素材が存在するのですが、なぜそれらを差し置いて、あの一見何でもない道路だったのか?
長年「咲-Saki-」の舞台を追いかけてますが、ホント、「咲-Saki-」の背景モデルのセレクトセンスはいまだに謎、まさにビックリ箱な楽しさにあふれています。

 本記事内の「咲-Saki- 阿知賀編」の画像の著作権小林立先生,五十嵐あぐり先生にあり、ここでは当該作品の比較研究を目的として引用しています。