お盆休みに『咲-Saki-』第19巻 特典カードの舞台である青森へ行こうと思い立ち、青森に行くならついでに『CLANNAD』,『NATURAL』,『雲のむこう、約束の場所』の舞台も回ってしまえ、と気がついたらよくばりなプランに。さて、その青森探訪旅行の結果は?…
毎年帰省しているお盆シーズンですが、今年は混雑する時期に高速道路を通って帰省するのは心配だったので、タイムシフト帰省に切り替えました。
空いたお盆休みにどこへ行くか? 地元では(当時)コロナが出ておらず、それなら(当時)コロナが出ていない場所にも行けるだろうということで、『咲-Saki-』第19巻 特典カードの舞台である青森を行き先に決めた次第。
『NATURAL』第4巻の青森編から、はや23年。
『雲のむこう、約束の場所』から16年。
アニメ版『CLANNAD ~AFTER STORY~』から11年。
『咲-Saki-』第19巻からですら、すでに1年以上が経ってしまいました。
なぜ行かなかったのか自分でも不思議なほどですが、行きそびれてた青森に行くためには、色々な条件に背中を押される必要があったということかもしれません。
直前まで九州の豪雨被災地への上陸を心配していた台風5号が西へそれ、フライトにも影響なく無事青森空港に到着。
空港では、さっそくねぶたがお出迎えしてくれました。
しかし、喜んでいたのもつかの間、誘導ミサイルのごとく日本海を渡って追いついて来た台風5号のおかげで、旅行前半は不安定な天気に悩まされる事になるのですが…。
・舞台を荒らさないこと。 ・住民に迷惑をかけないこと。 ・舞台での行動は慎重に。
『咲-Saki-』第19巻 特典カード 舞台探訪(青森県むつ市)
2020年8月11日、空港でレンタカーを受け取り。連れの宵待月と相談して、西側にある台風の影響を避けるため東へ向かった方が良いだろうということで、初日は下北半島へ。
陸奥湾ぞいに下北半島縦貫道路を北上。実際に最初に行ったのはむつ市の大湊駅なのですが、話の都合上前後して、 むつはまなすラインを北上して太平洋へ抜ける。
なぜか下北半島の海沿い(特に太平洋岸)を走っていると、北海道のオホーツク海沿岸に似ている気がする。途中で遭遇した、原野の中に引かれたまっすぐな道を延々走って行くところとか特に。
…などと考えているうちに着いたのは、むつ市大畑町にある、二枚橋地区。
そこにあったのは…、
はい、『咲-Saki-』第19巻 文教堂特典のイラストカードの舞台ですね。
では、恒例のつぶやきに行ってみましょう。
「どうしてここなんですか、立先生?」(シチュエーションは公式サイトでも解説されてなかったよね?)
この橋梁は、大間線の鉄道遺構だそうで、すぐ手前の大畑駅までは開通(後に廃線)したにもかかわらず、その先が計画中止になった未開通区間なんですが、そうとは思えないほど見事な出来栄えの橋梁です。
それにしても、東京都渋谷区の本村隧道といい、立先生の「遺構センサー」には驚かされますね。
遺構好きの方は、2kmほど南に旧大畑駅舎が残っているので、そちらとのセットも面白いでしょう。
橋梁の奥には、お盆シーズンにもかかわらず、見事なあじさいが咲き誇っていました。
『CLANNAD ~AFTER STORY~』舞台探訪(青森県むつ市、横浜町)
時間前後して、むつ市市街にある大湊駅。アニメ版『CLANNAD ~AFTER STORY~』第18回『大地の果て』に1カットだけ登場します。
前後のカットは横浜町の陸奥横浜駅なのですが、ここだけが大湊駅。タイトルが『大地の果て』なので、終着駅感を出したかったのか? 当時の探訪活動を追っていなかったため、どなたが特定したのか分からないけれど、よくこの1カットが分かりましたね~。
こちらは駅の横にあった腕木信号機。良い味出してます。
大畑町からドライバーを宵待月にバトンタッチして、陸奥湾を快調に南下。
放送から11年経って、ついに来れました。The 11th Summer。『CLANNAD ~AFTER STORY~』のエンディグと第18回、そして最終回に登場する陸奥横浜駅です。
作中では、汐と朋也が(最終回では渚も)訪れる菜の花畑の最寄り駅という設定ですが、実際に日本最大級の菜の花畑が名物とのこと。
ついでに駅周辺の物件も撮影。
ただ、第18回の幕間のカットに登場する、↓の物件は探しても見つからず。どうやら撤去された模様?
さすがに11年も経つと、舞台も変わってますね。まさに「舞台は生もの」です。
なお、『CLANNAD ~AFTER STORY~』の取材にあたっては、下記のサイトを参考にさせていただきました。ありがとうございました!
お箸が重い(CLANNAD AFTER STORY)
以上で、青森紀行の下北編は終わり。
台風の余波でぐずついた天気でしたが、連れの宵待月の「晴れ属性」のおかげで撮影中は雨をまぬがれて、無事回ることが出来たのでした。宵待月に感謝!