仮想と現実の真ん中あたり

主に舞台探訪とか聖地巡礼と呼ばれる記録をつづるブログ

舞台探訪者インタビュー 第1回 準急鷲羽さん(第3部:1/2) 公開



 舞台探訪者インタビュー 第1回 準急鷲羽さん 第3部:『鷲羽スタイル』の確立−「Kanon」@横浜・札幌−(1/2)


準急鷲羽さんへのインタビュー記事、その第3部前半をアップしました。
いよいよインタビューもクライマックスに突入! 次回、最終回は、1月27日(木)に更新予定です。

■放送→同時探訪時代の幕開け

それは、京アニKanon」の放送開始と共に起きました。


当時、鍵っ子かつ京アニAIR」で舞台を回った経験がある管理人としては、当然「Kanon」も、放送前から舞台を探す気満々でいました。
管理人のその当時の探訪記のスタイルは、年に1,2回遠くまで旅行して、その様子をまとめる「旅行記」が基本でした。
当然、「Kanon」でも「ある程度たまった所で出かけてみよう」、と考えていたわけです。


ところが、あるサイトが、放送日の週末から、毎週のように「Kanon」の舞台情報を怒濤のようにアップし始めました。しかも、舞台は横浜と札幌という遠く離れた2箇所のはずなのに、次々と舞台が特定され、サイトが更新されて行くではないですか!
TV放送と同時進行で公開される舞台情報には、今までに無い新鮮な魅力,『イキの良さ』がありました。その上、そのサイト構成のセンス、自作のキャラのイラストを使った同人誌感覚の紙面の構成と言ったら、探訪レポとしては前代未聞のハイレベル!
そして、そのクオリティが放送2クールの間、ずっと維持され続けたのです。


それが、鷲羽さんの京アニ「Kanon」のレポでした。
それは、まさにネット時代にマッチした、当時の先端を行くスタイルが確立された瞬間だった、と言って良いでしょう。


この「鷲羽ショック」を受けて、後々、管理人のサイトの方向性も変わって行く事になるわけですが、それはまた別の機会に。

舞台探訪者インタビュー 第1回 準急鷲羽さん(第2部) 公開



 舞台探訪者インタビュー 第1回 準急鷲羽さん 第2部:予想外の反響、そして本格化−「AIR」@舞鶴・小浜−


昨日に引き続き、準急鷲羽さんへのインタビュー記事、その第2部をアップしました。

■衝撃的だった鷲羽さんのサイトデビュー

初めて鷲羽さんのサイトを見た時の衝撃は、今でも鮮明に覚えてます。
2006年当時、舞台探訪系のサイトというと、テキストサイト系で文章中心に紹介するもの、そして日記・ブログ系で手短なレポートで紹介するもの、と大きく2つの潮流に分かれていました。
そこに鷲羽さんは、自作の可愛らしいキャラクターの挿し絵と分かりやすいマップという、同人誌のような洗練されたビジュアルを持って、まさに彗星のごとく舞台探訪界に現れたのでした。
「これは凄い才能を持った人が現れたなぁ」
と、当時、驚きを持って鷲羽さんのサイトをながめていた事を思い出します。


ここで、鷲羽さんが登場した当時の舞台探訪事情を整理するため、少し時計の針を戻してみます。

■「おねてぃ」=舞台探訪の“ビッグバン”

アニメ・コミックにおける現代的な舞台探訪活動の一大転機を、2002年1月放送開始の「おねがい☆ティーチャー」とするのは、大方の同意を得られるところでしょう。
この作品を巡る状況を指して、「舞台探訪アーカイブ」管理人のid:genesisさんは「紀元」と指摘されています。


おねがい☆ティーチャー」(2002年1月〜)“みずほ桟橋”と管理人(2002年1月)


(以下、続きで)

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舞台探訪者インタビュー 第1回 準急鷲羽さん(第1部:2/2) 公開



 舞台探訪者インタビュー 第1回 準急鷲羽さん 第1部:きっかけは四国お遍路−「天地無用!」@岡山−(2/2)


昨日に引き続き、準急鷲羽さんへのインタビュー記事、その第1部後半をアップしました。


今でこそ、「聖地巡礼」や「舞台探訪」と呼ばれるジャンルは広く知られていて、アニメの新番組が始まるやいなや舞台を特定してレポをアップするファンが現れ、それを大手ニュースサイトが拾って多くの人が知る、という光景も珍しくありません。
しかし、ネットが普及する以前の時代は、その活動も、そして作品の舞台も、まさに「知る人ぞ知る」という状況でありました。


そんな、舞台探訪のいわば「黎明期」について、舞台探訪の第一人者、準急鷲羽さんが語ってくれました。
「舞台探訪」や「聖地巡礼」に興味のある方は必見です。

舞台探訪者インタビュー 第1回 準急鷲羽さん(第1部:1/2) 公開

2009年夏コミに出品したCD-ROMに収録した作品のWeb初公開です。


 舞台探訪者インタビュー 第1回 準急鷲羽さん 『天地無用からCLANNADまで』 (第1部:1/2)


京アニ・Key系作品の探訪第一人者として有名な準急鷲羽さん。その鷲羽さんにご協力いただいて収録した、インタビュー記事をお届けします。
私の怠慢のせいで大分公開が遅れてしまい、長らく“幻の作品”となっていましたが、ようやくWeb初公開までこぎつけました。
ブログの容量の都合で、本日から数回に分けて公開します。


インタビューの収録日は2008年9月23日。鷲羽さんの京アニCLANNAD -AFTER STORY-」取材が始まる前のOFFシーズン期間を狙って、ルノアール立川南口店で行われました。
第1回は、第1部「天地無用!」編の前編。鷲羽さんが探訪の道に入った、そのきっかけから始まります。
舞台探訪史に金字塔として輝く鷲羽さんの探訪活動の舞台裏を、ぜひご覧下さい。

「3月のライオン」,「咲-Saki-」ダブル探訪ツアー(速報版)

奇縁というものはあるもので、ある作品を追っているうちに別の作品に出会い、そして、そこから現実に思いがけない出会いに巡り会うことってあるんですよね。
今回は、そんな探訪レポです。


最初のきっかけは、第4巻が発売されたのを機に、羽海野チカ先生の「3月のライオン」を初めて手に取った時に遡ります。


3月のライオン (1) (ジェッツコミックス)

3月のライオン (1) (ジェッツコミックス)



将棋界で活躍する少年プロ棋士である桐山零くんを中心に、深く熱い人間ドラマが描かれる見応えのある作品ですが、これを読んでいると、見覚えのある背景がやたらと登場するんですよ。
それは…、


咲 Saki (1) (ヤングガンガンコミックス)

咲 Saki (1) (ヤングガンガンコミックス)



小林立先生の「咲-Saki-」と「FATALIZER」に登場する、隅田川沿いの風景。
「これはいつか行ってみたいなぁ」とTwitterでつぶやいてみたら、意外と早くそのチャンスが巡って来ました。


3月のライオン」と「咲-Saki-」を巡る舞台探訪、そこには意外で素敵な出会いが待っていました。


※今回、時間の都合で本家サイトの更新は無しで、ブログのみの更新です。
 また、今回の同行したid:riyotさんが既にレポを上げられていますので、ぜひそちらもご覧下さい。  
 ・[舞台探訪]咲-Saki- 聖地巡礼 今はあそこは代々木公園じゃ (ローリング廻し蹴り さん)


以下、続きで。

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「ARIA」舞台探訪 Neo-Venezia編(速報版)

先のGWを利用して、天野こずえ先生のマンガ「ARIA」の舞台、Neo-Veneziaへ行って来ました!





実は、プライベートでの海外旅行は初体験だったりするのですが、今回は、たちきちさんという強力なガイド役に恵まれたおかげもあっての決行でした。
今回は直前まで「咲-Saki-」舞台関係で色々あって資料が用意出来なかったため、事前資料と現地の案内については、同行のたちきちさんにおまかせしっぱなしでした。感謝です!
速報版のため、舞台探訪メインでなく、普通の旅行記風味も交えてまとめてみたいと思います。
('11.02.06 追記)
たちきちさんの「ARIA」舞台情報のまとめサイトが完成しました。舞台からヴェネツィアの旅行情報まで詳しく紹介されています。ぜひご覧になってみて下さい!
ARIA the Navigation

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冬コミの戦利品

コミケ77の戦利品について、感想を交えながらの紹介です。
まず、初日分から。





右から、「U.G.Eコレクション」さんの「電脳コイルファンブック2」。パラパラと見てとりあえず2冊目だけ買ったのだけど、後からなぜ1冊目を買わなかったのかと激しく後悔したという物件。
中央、言わずもがなの「薄荷屋」さんの「咲-Saki-」関連本。部キャプ本だけで3種類ありましたが、どれも違ったシチュエーションで、でも同じテイストの部キャプ話が読める、部キャプファンにとってはそれはもう至福の出来でありました。
中央左、「HELLO WORLD」さんの本。もう十年以上もセラムン本を買い続けてますが、ちっとも飽きないですね〜。
左端、「聖地巡礼どっとこむ」さんの「聖地の歩き方 中日本」編。「咲-Saki-」関係が取り上げられてました。「聖地」として認識が広まっているのはうれしいですね。





二日目に入って、右端、「鉄棒少年」さんの「マリみて」本。この方は、本当、どの姉妹を描いてもうまいなぁ、とうならされます。あと、アニメ感想本の「青い花」のコメントが好意的なのが嬉しかったですね(ペーパー絵もふみちゃん!)。あと「咲-Saki-」でかじゅ×モモをプッシュされていたのがさすが。
中央、「ペンペン草くらぶ」さんの「マリみて」本。この方が描く聖×景話が好きです。
中央左、準急鷲羽さんの「CLANNAD」本。本当にこの方は、新しい舞台を一から見つけて、サイト更新して、そしてコミケ毎に本まで作ってしまうという、一体いつ寝ているのかと思ってしまいます。地図のプロットが、スタッフの取材ルートが分かるぐらい埋めつくされているのも凄い。お体にはお気をつけて〜。
左端、「CR琵琶湖支社」さんの「おねてぃ」本。細かい場所まで調べられていて、楽しい感じのフルカラー本に仕上げられています。ウチのコミケ作品もこのぐらいのレベルで作れれば…。





そして、三日目分。右端、「麦畑」さんの「咲-Saki-」本。龍門渕メンバーのほのぼのした良いお話でした。
中央右、「甘夏屋」さんの「咲-Saki-」本。衣をめぐる透華とのどっちのお話。面白かった〜。
中央左、「わいあい」さんの「咲-Saki-」本。カタログチェックせずに買った唯一の「咲-Saki-」本でした。鶴賀編で、モモの設定が生きた良いお話でした。
左端、「ダラリジェットシティ」さんの「咲-Saki-」本。部キャプ話も良かったけど、個人的にはラストの小鍛冶プロ×福与アナの話が良かった。今回の「咲-Saki-」ベストカップリング賞を差し上げたい。
あと、「明日はどっちだ!」さんの所にも行きたかったのですが、行列の長さに躊躇しているうちに売り切れて買えなかったのが残念でした。


今回は、3日間とも自分のスペースか友人のスペースの手伝いだったので、ゆっくり買い回ることが出来なかったのが残念。
でも、その分買えたのはどれも良い出来で、買い物としても大いに満足出来たコミケでした。