仮想と現実の真ん中あたり

主に舞台探訪とか聖地巡礼と呼ばれる記録をつづるブログ

「咲-Saki-」第36局[満月]

ヤングガンガン 7/4発売号の「咲-Saki-」第36局、いよいよ衣が本気モードに入りだしたわけですが、まさかこんな必殺技が飛び出すとは。全く思いもよらない展開でした。
単行本派の人のためにネタバレ防止で書きませんが、単行本を首をなが〜くして待つ価値はあると思いますよ!
ところで、ふと気になったのが、今回のタイトルにもなっている、『月』。
最初のうち、前々回の第34局で、大将戦が夕方までもつれ込んでいる事を街灯の描写によって表現しているのを思い出して、「あ〜、あれが伏線だったのか!」と感心していたわけです。
ところが、そこで、透華さまのセリフ、
「しかも今日はほぼ満月ですわ!」(註:太字は管理人)
が妙に引っかかったのです。
劇的な効果を狙うなら普通は「満月」と言い切るのに、なぜわざわざ「ほぼ満月」なんて言っているのか?
そこでふと思い出したのが、今まで細かく背景に書き込まれているな〜、とうすうす感じていた『月』。
もしやと思って、過去の巻を引っぱり出して話の経過順に並べてみると…、

第2局(第1巻 P149)第3局(第1巻 P202)第36局
県予選11日前
月齢5?
県予選10日前
月齢6?
県予選2日目(決勝)
月齢16?
咲とのどかが仲直りした第2局、二人が見上げる月は、月齢は5ぐらい。
その翌日、第3局で和が「予選まであと10日あります」という場面の月は、月齢6ぐらい。
そこから計算すると、県予選2日目にあたる決勝戦当日の月齢は、たしかに満月を1日過ぎた月齢16になる…。
…まさか、今回の衣の必殺技が第2局からの伏線で、しかも満月から1日ずれているのも設定のうちだったなんて話が!?


「ば……っ」(@加治木先輩)
「ありえないでしょーが!!」(@西田記者)


とりあえず、一言。


['08.07.05 追記]

咲-Saki-」での月の描写は、私が指摘するまでもなく早くから発見されている方がいらっしゃいました。

 咲-saki-の風景描写

 咲-saki-の風景描写 続き

世の中凄い目利きの人がいらっしゃるなぁ…。

ともあれ、月齢の件は偶然でなく、設定のうちだった事は確かなようですね。