仮想と現実の真ん中あたり

主に舞台探訪とか聖地巡礼と呼ばれる記録をつづるブログ

「イリヤの空、UFOの夏」舞台探訪裏話

『図書館戦争』が、2008年TVアニメ化決定!
出来れば、作者が「月9連ドラ風でGO」と言っている通りに、実写でやって欲しかったのだけどなぁ。監督はもちろん「踊る大捜査線」の本広克行で。
とりあえず、来年のアニメには期待。


古橋秀之・秋山瑞人講演会の様子  (以上、経由:カトゆー家断絶 さん)
>○「E.G.コンバット」の最終巻は…?
>・全4巻構成で書き直したけど、ネタを使い切ってしまったので(続きを書くのは)しんどい…
>○「ミナミノミナミノ」の続編は…?
>・あれはもういい(笑)。もし、タイミングがあれば…
え〜〜っ。


■「イリヤの空、UFOの夏」舞台探訪裏話
そろそろ話題にならない頃だろうし、書いておかないと埋もれてしまいそうなので、舞台探訪にまつわるエピソードを一つ。





上の写真は、「イリヤの空、UFOの夏」の第1巻に秋山瑞人先生のサインをいただいたもの。第四十二回日本SF大会 T-con 2003において、知人のKIZ氏、SUGI氏、QLAND氏がいただいて来てくれたものです。このサインをいただく事になったのには、舞台探訪にまつわる、ある偶然の出来事があったのです。その出来事とは…。


それは、2002年11月のこと。冬コミに出す「イリヤの空、UFOの夏」同人誌のネタ作りのため、私,KIZ氏、SUGI氏の3人は「イリヤの空、UFOの夏」舞台探訪と称して、山梨県の現・甲斐市周辺に出かけたのでした。
「作品に登場するような川ぞいのボーリング場があるらしい」と聞いた我々は、まずその「西甲府シルクロードボウル」に行ってみたのですが、あいにくと既に廃業していました。
そこで、KIZ氏のカーナビで周辺を捜索していたところ、橋向こうの川沿いという、作品中の“園原中”と同じロケーションに学校があるのを発見、行ってみることにしたのでした。
そこは作品中の“中学”でなく、実際には高校だったのですが、作品中に登場するようなプールもあって、すっかりテンションが上がった我々は「もう、ここが“園原中”のモデルだという事にしてしまえ!」と、決めつけて盛り上がっていたのでした。その時は、それが一体何なのかを知らずに…。





そして、その翌年の日本SF大会での事。詳しい経緯は忘れましたが、ライトノベル関係の企画参加者の方から「イリヤの空…」関連のイベント内で、サイトの記事を使わせて欲しいという話があり、諒承しました。そして、SF大会の常連のKIZ氏、SUGI氏、QLAND氏がそのイベントに参加して、ゲストで登場された秋山先生から聞いたのは、驚くべき話だったのでした…。


なんと、「イリヤの空…」第1巻冒頭のプールの場面は、まさに↑のプールをイメージして書かれたとの事。なぜこのプールがモデルだったかというと…、ご想像におまかせしますが、つまりそういう事です。
そして、秋山先生いわく、「イリヤの空、UFOの夏」舞台探訪〜鉄人屋発見編〜のページを読んでいただいた(滝汗)時の感想は、まるで深層意識を読まれているようで、『プロファイリングされる連続殺人鬼の気分』だったとおっしゃられたそうです。
…そういう事もあるものですね〜。後で聞いて、なぜその時にSF大会に行かなかったのかと激しく後悔しました。
そのイベントの席で明かされたところによると、作品中の鉄人屋のモデルは2つあり、一つが↑の舞台探訪のページで行った、「ぼんち食堂」。もう一つが、後に舞台探訪を行った、調布駅前の一八亭とのこと。→「イリヤの空、UFOの夏」舞台探訪〜鉄人ラーメン屋発見編〜


長らく舞台探訪をやっていると、面白い事が起きるものですねー。
思いがけない偶然の出来事ではありましたが、いずれも実際に現地に行ってみようという気が無ければ起きなかった事であるのは間違いありません。
思い立ったら、お気に入りの作品の舞台探訪へ出かけてみませんか?