「数学ガール」
- 作者: 結城浩,日坂水柯
- 出版社/メーカー: KADOKAWA(メディアファクトリー)
- 発売日: 2008/11/22
- メディア: コミック
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表紙のメガネっ娘に惹かれて買ったら、予想以上にガチな数学ネタで後悔。
だいたい、管理人は理系選択のくせに数学が苦手という困った学生時代を送った末、今や数学とは無縁のハンダゴテ片手の日々。
そんな人間にとって、ミルカさんや『僕』のような数学の才に満ちた青春は、手が届かない世界なのね…。
…と、思っていたら、ん?
以下の数列の一般項Anをnで表せ。
n | 0 1 2 3 4 5 6 7…
An | 1 0 -1 0 1 0 -1 0…
「な〜んだ、これは正規化された正弦波電圧を位相角(π/2)でサンプリングした値だよ」
以下の数列の一般項Bnをnで表せ。
n | 0 1 2 3 4 5 6 7…
Bn | 1 i -1 -i 1 i -1 -i…
「これは、伝送線路上の正規化された正弦波電圧をサンプリングした値をFFT(高速フーリエ変換)した値だな。減衰してないから無損失線路。
それにしても、ミルカさん、こんなサンプリングレートだとノイズを見逃しますよ?」
「…帰れ」、というミルカさんの声が聞こえたような気がした読後感でありました。