仮想と現実の真ん中あたり

主に舞台探訪とか聖地巡礼と呼ばれる記録をつづるブログ

第6巻カバー,第42局[悪夢]扉絵,第1巻目次の背景

コミケの原稿も完成して送付し終わって、ようやくホッと一息…。
と、思っていたところに、ネットで新舞台の発見が相次いで報告されたので、つい我慢できずに行って来てしまいました。

 舞台探訪者の心得
・探訪先では、地元の人の迷惑にならないように行動する。
・観光地でない場所や公共施設でない場所への探訪,撮影には十分注意する。
・探訪者の多い場所での行動は控えめに。
→協賛サイト:舞台探訪ルール

※「咲-Saki-」探訪関連の記事一覧は、キーワード「咲-Saki-」で。


まず最初の物件は、mixi内のコミュニティ「咲-Saki-の舞台に行こう!!」にてえりぃぜさんに教えていただいた、第6巻カバーの場所。


第6巻カバー(YG付録版)
長野県松川町
12mm(35mm換算で18mm相当)の超広角レンズを使ったのに全然足りない!
…しかし、ここで「こんなこともあろうかと」某技師長が前日に手渡してくれた秘密兵器が登場。


第6巻カバー(YG付録版)
長野県松川町
その秘密兵器とは、10.5mm(35mm換算で15.8mm相当)の魚眼レンズ! …でも、これでもちょっと端が欠けてる?(汗
カバーの絵を見た時から「この歪曲具合は魚眼に違いない」と読んではいましたが、実際に魚眼でピッタリの絵が撮れると、「ここまでやるか!」と、作者の取材にかける情熱には驚嘆の念しか浮かんで来ません。同じ南信の他の場所では、18mm相当の普通の超広角レンズも使われているので、なおさらです。
ちなみにこの場所は、↓こちら。
(クリックで大きな地図を開く)
そして次の物件は、同じく舞台コミュのつくもさんから教えていただいた、第42局[悪夢]の背景。


第42局 扉絵(第5巻 P165) 
この背景は、自分にとっては、「諏訪方面に違いない」とさんざん探し回ったけど見つからなかった、正に「悪夢」だったという物件。
判明してみると、実は南信方面だったとか、目印にしていたVHFアンテナの向きが正反対だったとか、穴があったら入りたくなるぐらい見当違いをしてました。


ところで、↑の写真は12mm(18mm相当)のレンズに交換してこれでバッチリ、と思って引き上げたのですが、よく見比べてみると構図が微妙に違うことに気づきます。
そうか! そういう事だったのか! この撮影に使われたのは、12mmではなく、きっと魚眼の11mmぐらい。
この背景が出た時から、「どうしてこの橋は傾いているんだろう?」とずっと疑問に思っていたのですが、ようやくその謎が解けました。その答えは、「魚眼レンズで撮ったから(画像が歪んでいる)」。
とすると、小林先生がお使いのレンズは、たぶん魚眼ズームの10mm-17mm(15mm〜25.5mm相当)。ペンタックストキナーという推定になりますね。
…どうしよう、10.5mmの単焦点魚眼買っちゃったよ、オイorz


気を取り直して最後の物件は、これまた舞台コミュのJOSRさんが発見して教えていただいた、第1巻目次の背景の登場です。


第1巻目次長野県茅野市 芹ヶ沢
ドラマCD ジャケ絵長野県茅野市 芹ヶ沢
見つかってみると、第4巻総扉絵の背景からわずか500mほど上流の場所。この対岸の上の道路は何度も通っていたよorz
ちなみに橋の手前の電柱は平成18年製のため、「FATALIZER」の頃(と思われる)の作者の取材時点では、(背景の通り)まだ立ってなかったものと推定されます。


この後、第一発見者のJOSRさんとこの場所で初めてお会いして、地元ならではの貴重なお話を伺ったり出来たのでした。JOSRさん、どうもありがとうございました!

 本記事内の「咲-Saki-」の画像の著作権は、小林立先生にあり、ここでは当該作品の比較研究を目的として引用しています。