仮想と現実の真ん中あたり

主に舞台探訪とか聖地巡礼と呼ばれる記録をつづるブログ

舞台探訪アワード2009に「咲-Saki-」が入賞!

先日、4/3〜4/4にかけて、「舞台探訪サミット」というイベントが開催されました。
これは、全国から舞台探訪を志す仲間が年に1度集うというイベントで、今年は第3回目にあたります。今年は、「らき☆すた」の町として有名な久喜市鷲宮町(旧鷲宮町)で、旧鷲宮町商工会の皆様の協賛の下、という大変恵まれた環境で行われました。


さて、その「舞台探訪サミット」で今回から行われた新しいイベントが、「舞台探訪アワード2009」です。
これは、事前にコミュニティ内で約30人による投票が行われ、その結果がイベント中で発表され、表彰されるというものです。
そして、その「舞台探訪作品大賞」の第2位に選ばれたのが…、





我らが「咲-Saki-」でした! おめでとうございま〜す!
参加者による投票理由は、下記の通りでした。
(以下、続きで)

メディア:漫画、TVアニメ/舞台:長野県原村、塩尻市飯田市飯島町長野市岐阜県中津川市など





○地元民も知らないような「田舎のちょっとイイ風景」を見つけ出す現地取材力と、それを描き切る美しい背景。県予選編のラストになって、今まで登場して来なかった龍門渕高校の舞台を、名前の元になった「安曇野市明科龍門渕」付近に設定して来るセンスにシビれました。


○作品自体の面白さは当然であるが、何よりも精緻で描き込まれた背景と原作者の徹底した舞台理論から「探し当てる舞台」&「舞台が登場した意味を考える」の楽しさを世に知らしめた作品。メイン舞台が長野県という関東・中京・関西圏からのアクセスの良さもポイント高し。


○舞台探訪を始めるきっかけともなった作品で、話の内容はもちろん、異様とも言えるほどのハイクオリティーな背景に感動しました。普通に見ていたら何気なく通り過ぎているような風景もこの作品の舞台として描かれることで、素晴らしい景色へと変わるような気がします。
 作品の話題性自体は同時期に放送されたけいおんハルヒに押されてしまいましたが、舞台という観点で見れば、それらにも負けないと思います。


咲-Saki-は、とにかくその美しい信州の背景に惹かれました♪
 しかし、探訪的にはUSOさんの独壇場で、「自分の出る幕はないだろう」と思っていましたが・・・5巻の巻頭カラー見開きが、まさかの奈良(吉野)物件!
 自分でイチから見つけ出せたわけではありませんでしたが、コミュに写真が掲載されてから、24時間以内での現場到達は頑張ったつもりですw
 あと、ひでさんが“天井川説”だったのに対して、自分は“単線電化の架道橋”と推していたのも正解で♪ そういう意味もあって、写真はもちろんこれです☆


GONZO京アニに劣らず積極的に取材してるみたいですね。


○各学園ごとに設定された舞台、行ってみて楽しいを一番実感させてくれたのは咲だと思います。通学路の楽しい風景は写真紹介だけでは本当の雰囲気はわかりません。 実学こそ舞台探訪!!


○総合力を活かしつつ、一番乗りも争うという、ある意味理想的な舞台探訪かと。


○USOさんの長年の取り組みが結実され、アニメ化とそれ以降の盛り上がりも原作者・ファン(探訪者)の意向に沿ったものになったこと。


○舞台を大切にした作品さえあれば、それを慕って舞台を探す舞台探訪者も出てきて、決して交通アクセスの良い地域ではないですが、作品ファンが訪れるようになったのは凄いことだと思います。


○諏訪地方をJOSRさんにご案内いただきましたが、景色がもの凄く美しい。マンガの背景もものすごく良いです。回っている最中にも静岡からバイクで来たという二人の大学生に会いました。今後の展開がとても楽しみな場所です。



今回大賞(通称:エウレカ賞)に選ばれたのは「けいおん!」で、「咲-Saki-」は惜しくも1票差での2位でした。
なお、今回の投票ルールでは、手持ちの5票から自由に選んで投票するというルールだったのですが、私はそのうちの1票とオプションでブースト(?)の2票を付けただけだったので、別に私が特にプッシュしたわけではないですよ? 計11人から35票という幅広い得票を集めたのが入賞要因でした。
あらためまして、おめでとうございました〜!!


さて、この「舞台探訪アワード2009」では、個人部門として「舞台探訪者大賞」というものも発表されたのですが、なんと同票1位で私が大賞をいただいてしまいました(ちなみに私が「パイオニア賞」、もう一人のセキさんが「プラチナレポーター賞」と分け合いました)





この「咲-Saki-」の舞台探訪は、自分にとって「何も無いところからどれだけ楽しさ,そして文化を創り出せるか?」というところに挑戦したシリーズだったので、投票のコメントにもその辺りが触れられていたのが嬉しかったですね。
もちろん、これもひとえに良い作品に恵まれた幸運だな〜、と感謝です。小林立先生、そして作品にかかわったスタッフの皆様、どうもありがとうございます!
そして、その他の自由推薦賞と、id:genesisさんからいただいた副賞がこちら、





AIR」の観鈴ちんが表紙の同人誌、他。たぶん、これをもらって日本で一番うれしい一人だという自信があるので(笑)、この副賞はトロフィーと同じぐらい嬉しかったです。どうもありがとうございました!


最後になりましたが、今回の「舞台探訪アワード2009」を企画していただいたid:rossettaさん、おかげさまで、心に残る出来事になりました。楽しい企画をどうもありがとうございました!
時間の都合で「舞台探訪サミット」の様子は紹介出来ませんが、id:rossettaさんが詳しいレポを上げられているので、そちらを参照してみて下さい。
 舞台探訪アワード2009
 第三回舞台探訪者サミット@鷲宮&幸手
そして、今回楽しいサミットを企画していただいたハブさん、せのたさん、そして旧鷲宮商工会の皆様、あらためましてどうもありがとうございました〜!