仮想と現実の真ん中あたり

主に舞台探訪とか聖地巡礼と呼ばれる記録をつづるブログ

「クルリのヒトトセ」の舞台?

クルリのヒトトセ (角川コミックス・エース 212-1)

クルリのヒトトセ (角川コミックス・エース 212-1)



読後の感想は、「『ARIA』の灯里ちゃんみたいな子が『鉄コミュニケイション』的な環境で『宇宙家族カールビンソン』する話」。
プロットが未消化な印象もあるけど、ハートフルで独特の世界観はなかなか気に入りました。
そこで気になったのが、あとがきの一節。

このお話の舞台のモデルになっている場所は関東にあります。
私鉄でコトコト行ったさき。

「それって一体どこよ!?」とブログで騒いでいたら、何人かの方に候補の駅を教えていただきました。感謝感謝。
その中から比較的似ていると思われたのが、知人のひでさんに教えていただいた東武佐野線堀米駅
ちょうど帰省の帰り道の途中に当たるため、年明けに道すがら寄って来ました。事前偵察および当日案内していただいたのは、毎度お世話になっている知人のKIZ師匠。どうもありがとうございます。
さて、その結果は…、

 本探訪記内の「クルリのヒトトセ」の画像の著作権は樋口彰彦 先生にあり、ここでは当該作品の比較研究を目的として引用しています。



「クルリのヒトトセ」カラー扉絵
堀米駅東口(栃木県佐野市
これがカラー扉絵モデルの候補の、堀米駅東口の地下道入り口。
う〜ん、似ていると言えば似てるし、似てないと言えば似てないような…。
もともとカラー扉絵自体がつじつまが合っていない点が多いので、たぶん合成・アレンジが多用されているようなのだ。とすると、仮にモデルが存在したとしても断定するのは難しいわけで…。
そんなこんなでイマイチすっきりしないまま帰ろうとした時、見つけたのが↓コレ。


堀米駅東口駅前
う〜ん、コレが駅前のポストのモデル?
そういう目で見るならば、


西口側から見たホーム
西口側から見える「佐野市こどもの国」のロケットが、背景中の謎の塔に見えないこともない…。
う〜ん、どんなもんでしょ?
ちなみにこのロケットは、マーキュリー・レッドストーンロケットの本物。「アメリカで最初に有人宇宙飛行したんだよね」と言うと「いや、あれは『弾道飛行』」と気難しい顔したお兄さんに訂正される事があるので気をつけようw


と、そんなこんなで、結局「ここが舞台」と言えるだけの材料は見つからず、何だかスッキリしないままでしたが、これが今年の初探訪だったのでした。