仮想と現実の真ん中あたり

主に舞台探訪とか聖地巡礼と呼ばれる記録をつづるブログ

第44局[咆号]扉絵、他

「咲-Saki-」舞台探訪−飯田市編−
飯田市の西には風越山という山があり、そして市内には「風越」の名が付いた高校まであります。そう、福路キャプテン率いる、あの「風越女子高校」と同じ綴りです。(読み方は作品中と違って「ふうえつ」)
ところで、以前に『鶴賀学園のキャラの背景は、長野市大字鶴賀にある』という記事を書きました。
その時、当然こう考えました。
「それじゃ、飯田市の風越山麓に行けば、風越女子の背景があるんじゃね?」
…しかし、結局、その時には何も見つけることが出来なかったのでした。


そして年が変って、ヤングガンガンの'09年No.2号にて、今まで見たことが無い町並みが登場しました。
調べてみると、背景中央の鉄塔は、飯田市中部電力の通信塔に似ていました。
また、それと同時に、ブログでETAさんから同じように飯田市内の位置の推定情報を教えていただき、続いてGen Oishiさんからは、別の有力情報もいただきました。
そんなわけで、リベンジと初詣を兼ねた「咲-Saki-」舞台探訪の飯田市編です。

 本探訪記内の「咲-Saki-」の画像の著作権小林立先生にあり、ここでは当該作品の比較研究を目的として引用しています。

※「咲-Saki-」探訪関連の記事一覧は、キーワード「咲-Saki-」で。
以下、続きで。

 舞台探訪者の心得
・探訪先では、地元の人の迷惑にならないように行動する。
・観光地でない場所や公共施設でない場所への探訪,撮影には十分注意する。
・探訪者の多い場所での行動は控えめに。
→協賛サイト:舞台探訪ルール



今回は、「飯田市に初詣に行くよ〜」と声をかけたら、「キャプテンは俺の嫁!」という実に漢らしいw返事で応えたSUGI氏が同行してくれました。
待ち合わせ場所は、飯田市内今宮球場横の「かざこし子どもの森公園」。





風越山の読みは「ふうえつ」なのだけど、なぜかここは「かざこし」。
何はともあれ、SUGI氏の嫁に会いに初詣に。


第44局[咆号] 扉絵(YG '09年No.2号)
飯田市今宮郊戸八幡宮
いつもながら、精緻で奥行き感のある素晴らしい背景ですね。
…しかし、ここで、用意した広角レンズ16-85mm(広角側24mm相当)では、広角側が足りないというハプニングが発生。
以後、広角側が足りない事態がちょくちょく発生するという予想外の事態になるわけですが…。


それはさておき、今回の目玉のシーンが、↓コレです。
YG '09年No.2号 P116-P117




意表を突く、見開きの大俯瞰構図。
そして、そこから続くのは…、


美穂子「私そんな子供じゃないのよ?」
 華菜「いやいやいや、それはわかってますし!」





美穂子「たまにうざいとか言われたりもするの…」美穂子「同級生の仲良しができなくなっちゃって」




美穂子「ありがとう…」 華菜「あたしがそばにいる限り−」


まるで映画のワンシーンのような、場面と背景と、そして現地での位置関係がピッタリ一致した立体的な場面展開。
複数のスタッフで作るアニメでもめったに見られない手法なのに、マンガでこれをやるとは恐れ入りました。これを見られただけでも、飯田市に足を延ばした甲斐がありました!


ここで華菜がキャプテンに「毎日一緒に帰って下さい!」と言ってるので、きっと向かう先はJR飯田駅。二人は電車通学ですかね〜。
…という事は、↑上の通学路を逆にたどった先には、まさに学校があったりするわけですが、まさかそんなところまで設定にこだわってるなんて話があるはずが…、
YG '08年No.20号 P93
‥あったよ!!
これは、第40局でのキャプテンと華菜の通学路での会話シーン。小林先生、既に'08年10月の時点で風越女子の飯田市内での背景を登場させていたんですね。…いや、何というか、恐れ入りました(笑)
ここまで来ると、風越女子高校のモデル(たぶん)の学校のすぐ近く。

この付近は学校の周辺です。もし探訪される場合でも平日の来訪は避け、くれぐれも迷惑となる行為の無いように、静かに探訪しましょう。



さて、というわけで、今年初の「咲-Saki-」舞台探訪のお年玉的報告です。


「風越女子の舞台は、本当に飯田市の風越山麓にある」
信じられないが、本当だ。