仮想と現実の真ん中あたり

主に舞台探訪とか聖地巡礼と呼ばれる記録をつづるブログ

「VHFアンテナの謎」

いつもスイスイ舞台を見つけている管理人のように見えるかもしれませんが、なかなかどうしてうまく見つけられない背景も多いのです。
今回は、「咲-Saki-」の扉絵からそんな未発見物件を2件紹介。

 本探訪記内の「咲-Saki-」の画像の著作権小林立先生にあり、ここでは当該作品の比較研究を目的として引用しています。

※「咲-Saki-」探訪関連の記事一覧は、キーワード「咲-Saki-」で。


まず最初の未発見物件は、第42局[悪夢]の扉絵。



第42局 扉絵
これについては、扉絵中の手がかりが全て合致する場所が無くて頭を抱えている状況。
その手がかりとは…、


 (1)画面奥の高い山は八ヶ岳っぽい。
 (2)画面奥側の手前に比較的低い山。
 (3)川の流れは比較的平坦。
 (4)右側の民家の屋根の上のアンテナはVHFで、右向き。
 (5)中央右側奥に送電塔らしい鉄塔。


(1)(2)からすると、茅野市か原村の山側っぽいけど、それだと(3)の川の風景が一致しない。
(3)(4)からすると諏訪盆地、しかもVHFは杖突峠の岡谷諏訪中継局だけだから、川とアンテナの向きからし茅野市諏訪市の境のあたり。だけど(1)(2)と一致しないし、(5)の送電塔もない。
(5)に合致するというと、まさか諏訪湖の周辺???
と、心許ない手がかりを元に、茅野市諏訪市の境を中心に宮川,上川流域を回ってみたけど、完全に一致する場所は見つからず。まさに「悪夢」(笑)
次の物件は、第45局[解放]の扉絵。


第45局 扉絵
これについてはさっきよりももっと手がかりが少なくて、


 (a)傾斜地っぽい。
 (b)画面中央上の民家の屋根の上のアンテナは(またしても)VHFで、右向き。
 (c)影からすると、斜面の南側っぽい。
 (d)キャラが鶴賀メンバーだから、長野市の大字鶴賀周辺?


長野市内だとすると場所は限られる。
すなわち、傾斜地である城山周辺で、しかもVHFアンテナの向きは南の美ヶ原中継局を向いているはずだから、南側斜面。
…と、思ってその周辺を探したのだけど、こんな場所は見つからなかった。第45局の他の背景は城山周辺で見つかったのになぁ…。
一体、僕の推理のどこが間違っているんだろうねぇ、ワトソン君?


まぁ、この場所が実在するという保証は無いわけなので、今は一旦『迷宮物件』として探索中断という状況です。