仮想と現実の真ん中あたり

主に舞台探訪とか聖地巡礼と呼ばれる記録をつづるブログ

「3月のライオン」舞台探訪記−東京編−アップ

3月のライオン (1) (ヤングアニマルコミックス)

3月のライオン (1) (ヤングアニマルコミックス)



昨年7月に取材した「3月のライオン」の舞台探訪記を、ようやくアップ出来ました。
 探訪記は、こちら→「3月のライオン」舞台探訪記−東京編−


今回、約2年ぶりぐらいで、(ブログ以外で)新作の探訪記を書き起こしました。
それぐらい久しぶりにストーリーに引き込まれて、「この舞台にぜひ行ってみたい!」と思った作品でした。
そんな作品の中心の舞台となっている、『三月町』の世界観を楽しんでいただければ、と思います。


ところで、現地に行ってみて驚いたのは、その背景の超広角ぶりですね。
(以下、続きで)

舞台探訪者の心得
 ・舞台を荒らさないこと。 ・住民に迷惑をかけないこと。 ・舞台での行動は慎重に。



第2巻 P34東京都中央区 霊岸島水位観測所


取材に使ったのは18mm相当の超広角レンズなのに、構造物が縦構図で入らずに横構図でようやく収まりました。
もしや、これが未知の領域の14mm相当のレンズという奴なのか?…


一方で、これだけ超々広角の構図なのに、読んでいる時は全くそんな事に気づきません。
Chapter.2 扉絵(第1巻 P37)東京都中央区 霊岸島水位観測所


作品中の↑のコマを見ると、ごく自然に描かれてるように見えますよね。
けれども、フツー、これだけの超広角構図のパースに忠実にキャラを描くと、後ろのヒナちゃんとモモちゃんがもう少し小さく描かれるはずなんです。
それが、キャラは標準レンズで撮影したように手前に引き寄せて描かれ、背景の方も遠近感の強調が少ないような感じ(?)で、結局、絵全体として自然に見えているわけです。


マンガだけ読んでると違和感が無いのに、現地に行ってみると遠近感が合わないという、何だか不思議な感覚。
これから現地に行ってみようという方は、カメラのファインダー(モニター)をのぞいて、このマジックを感じてみて下さい。

 本記事内の「3月のライオン」の画像の著作権は、羽海野チカ先生にあり、ここでは当該作品の比較研究を目的として引用しています。